海プラスsouとは?

 
■事業目的
私たち特定非営利活動法人 海プラスSOU(以下、海プラスSOU)は水辺の環境保全活動を行い、海草藻類の育成等や環境学習レクリエーションの機会の提供、水辺の魅力の掘り起こし、海・川・湖・地下水を利用した新たな価値の創造支援と環境調査の事業を通じて、水と環境と人間の活動をもって地域の生活環境と自然環境の改善や啓蒙を行って、人間と自然の調和のとれた社会の実現に寄与することを目的としています。

■組織設立の経緯
海プラスSOUの発足のきっかけは沼津市西浦地区在住の大瀬埼でダイビングサービス(COCOMO大瀬埼)を経営する杉山と地元の漁業協同組合所属の小林との間で交わされた「以前は良く見られた海草の群落(アマモ場)が減少し、マダイの幼魚などが見られなくなった。アマモ場がないので稚魚を放流しても地先に留まらない。何とかアマモ場を増やせないものか」というものでした。同様の話を何度かするうちに杉山が発起人となり、旧知の学生時代に杉山と同じダイビングサービスで働いた経緯を持つ現民間の測量・調査・建設コンサルト会社勤務の崎本に連絡を取り「アマモを増やしたいという考えを伝えた」
それを受けた崎本は同業で海草藻類の生態や造成に詳しい芝、小山に声をかけ、一度現地へ行って状況を見ることとなり大瀬埼に集まることになりました。
小林が所有する船を出し地先の海草藻類の植生状況について調査を実施しました。
これがボランティア活動としてのアマモ再生試験事業のスタートでした。

■組織設立
静岡県沼津市(人口196,457人 H30.4月末日)にある、海プラスSOUは、海草藻類の保全・再生による里海の再生を目的に、2015年より活動を行っております。
2016年以降は、周辺地先の現存するアマモ場から種穂を採取し、静岡県沼津市西浦地区江梨漁港内でアマモの播種、種苗移植、現況調査を継続し結果、0.1haに満たないながら人工的なアマモ場が再生し、幼魚が集まり、アオリイカが産卵する場として、環境改善の一助となっています。
この海プラスSOUの特徴は、自然豊かな沼津市西浦地区(西伊豆地域)における草の根型の活動を柱とし、かつての里海が持っていた力(生き物が豊かで実り多く、人々が憩い、生活と密接な関係等)に近づけるために、魅力ある水辺の再発見に努め、新たな価値を創造し、啓蒙することにより、多くの人が集い、楽しく交流することを楽しみと考えています。

また、活動を通じ、アマモだけでなく他の課題が見えてきたため、活動目的を『里海の再生』と発展させ、ヨット等船の投錨地に自生し、船のイカリで掘り返されてしまう希少なコアマモやウミヒルモの保全・保護活動、漁業施設のロープやシンカー等に着生したミドリエダサンゴやウミトサカ類の救出・移植活動等、活動内容の増大していきました。そのため、活動する人員や経費負担も重荷となりつつあり、活動の継続自体が困難な場面も生じました。
そこで、今までのボランティア活動の内容を整理するとともに、この活動の社会的意義、活動を通じて海と人とが親しめる地域交流の場の提供、自然学習の場として情報を発信することの大切さに気付きました。
2018年に海プラスSOUは、法人化し、特定非営利活動法人 海プラスSOUとして新たな一歩を踏み出しました。
 

組織概要

 
■名称
 特定非営利活動法人 海プラスSOU

■所在地
 〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨 974-3
 TEL055-942-2741  FAX055-919-2667
 http://umiplussou.net  mail : info@umiplussou.net

■作業所
 〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨 917-3
 COCOMO OSEZAKI内
 TEL055-919-7043  FAX055-919-7044

■目的
 私たち特定非営利活動法人 海プラスSOU(以下、海プラスSOU)は水辺の環境保全活動を行い、海草藻類の育成等や環境学習レクリエーションの機会の提供、水辺の魅力の掘り起こし、海・川・湖・地下水を利用した新たな価値の創造支援と環境調査の事業を通じて、水と環境と人間の活動をもって地域の生活環境と自然環境の改善や啓蒙を行って、人間と自然の調和のとれた社会の実現に寄与することを目的としています。

■役員
  理事長  杉山 善一
 副理事長  小林 大介
 副理事長  崎本 昌稔
  理 事  小山 善明
  理 事   芝 修一
  監 事  安田 富夫

■構成メンバー
 海プラスSOUの構成メンバーは理事長の杉山はダイビングサービスを経営しています。他のメンバーも地元漁師兼遊漁船経営や海洋土木コンサルタント会社に勤務し個々の技術を生かして活動を行っています。